流通と消費の今を読む
――食品小売業を中心に
講師
白鳥 和生流通科学大学 商学部 教授時間
16：30～18：00
小売業界は今、人手不足といった構造的な問題を抱えつつ、デフレからの転換、「金利のある世界」へと経済環境変化の潮目にあります。ＡＩ（人工知能）やロボットの活用による生産性の向上は待ったなしであり、その巧拙が企業間の優勝劣敗を左右します。ドラッグストアでは大手を軸にした再編が現実味を帯び、小売業界全体でも規模拡大や事業ポートフォリオの見直しが目立ちます。多様化し、複雑化する生活者の支持を得るためには「量」を「質」に転化する姿勢が求められ、それがブランド強化につながります。
1988年、㈱ダイエー創業者中内㓛の手によって設立された”世界で唯一、流通を総合的に科学するための大学”です。商学部、経済学部、人間社会学部の3学部を有し、実学・就職に強い大学として知られています。また、2025年4月には「フードビジネスコース」「データサイエンスコース」を新設します。
